レイアウト変更 20221123 !






11月23日勤労感謝の日、祝日の出勤日を利用しまして、当社本社E棟へ研削盤3台を移設・搬入しました!

新設・恒温E棟に、”立て形内面研削盤”というカテゴリーを確立したメーカー、太陽工機殿の研削盤が
4台並びました。
ベンチャー企業だった太陽工機殿が、立型研削盤メーカーとして名を馳せた名機:IGV-7Nも含みます。

先日、東京ビッグサイトにて開催された工作機械の展示会JIMTOF2022に当社より15名が見学してきました。

世の趨勢は、加工技術や精度の追求よりもいかにスムーズにモノを作るか、に移っているように感じます。
もちろん当社としても、ムリムダムラ、社員への過負荷なくモノ作りをしていける、ヒトはヒトらしい業務に
ウエートを割けるよう、協働ロボットの活用はじめ、無人化自動化を志向した取組みも続けています。

出来れば当社は、付加価値高い側のメーカーとして、安さや早さではなく、品質や精度で勝負をしていきたい。

価値を認められるモノ、必要とされるモノを作り出せることがまず先決で、その上で生産性向上を考えます。
他社では出来ないこと、他社がしないこと、世の中に必要とされる技術・技能を追求する姿勢、
その基となる技術者・技能者の育成に重きを置くことが当社普遍の姿勢です。

今回の移設含め、頻繁にレイアウト変更を繰り返しておりますが、現状不満足、さらなる高みを目指しています。


今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!



本社東造成地・均し工事完了!




本社新工場、当社呼称”E棟”が完成し、新規設備搬入、11月下旬には既存設備の移設・搬入も予定しています。

E棟周辺には、東面、東南面、北面に造成地が続いており、草を生やしてしまっているのも・・・という事で
均し工事を行いました。
E棟を建てたばかりなのですが、同サイズであればあと2棟は建てられるスペースかと思います。

都市部の方や工場用地にお困りの方からは贅沢な悩みだと言われますが、現状の会社規模からは
大きな器、広い敷地を保有しており、綺麗な状態を維持管理するのも実は大変です。
保有する資産が活躍できるよう、着々と環境整備を進めて参ります。

当社がもう少し大きく成長し、身の丈に合うものとなりますように努力して参ります!


新規設備導入!


9月23日秋分の日・大安、当社新棟E棟に、新規設備・立型複合研削盤を搬入しました!

曇天の中とはなりましたが、無事に運び込まれました。E棟の中は当社の中でも別世界です。

当社では近年、勢いよく設備投資しており、『儲かっておられるのですね』と時々お声掛け頂きます。

とんでもない! 

当社既存のお客様からのご依頼も、急増・急ブレーキ・短納期、どんどんエスカレートしています。
フレキシブルな対応が問われていますが、現状対応しきれておりません。

当社購入品、社外へ支払うモノ、大半のモノが高騰しています。
お取引先様へ売価反映のお願いもしておりますが、生産性向上への自助努力、
目の前の利を削って、5年後も10年後も持続可能な体制づくり、その礎を今作っています。

米国の利上げ、日米の金利差を主な要因とする急激な円安、非常に不安定で今後の景気動向は分かりません。
しかし、確定的/誰の目にも明らかな長期トレンドはあると思います。
・【日本の人口は減る】
・【世界の人口は増える】
・【環境規制が進む】

そう遠くない将来に、現在の有り様では事業継続できなくなるのではないか?強い危機感を持っています。
覚悟と志を持って、目指す姿へ行動しています。

今回導入機の機械No.は『4989』・・・たまたまですが、苦労・苦戦しながらも、
一歩づつ、一段づつ前進している当社らしい番号ではないかと気に入っております。

導入機をうまく活用し、体制強化となりますよう鋭意努力致します!



株式会社三井E&Sマシナリー様よりご視察来訪!


現在、当社主力事業の一つは大型舶用エンジン機器の製造です。
燃料制御系のユニット部品、過給機回りの部品など、エンジンスペックを左右しかねない高次の精度管理
品質管理を問われるものづくりをご依頼頂いています。そこにいくばくかの自負・プライドを持っています。

9月12日(月)午後、その国内トップシェアメーカー・株式会社三井E&Sマシナリー殿より
取締役執行役員CTO 調達本部長・堤広行様、加工部課長・宮崎様、調達部課長補佐・皐月様

3名にご来訪頂きました!(※調達部課長・浜田様にもお打合せ時にZOOM参加頂きました)
皆さまお忙しいところ、特に堤様におかれましては遠方よりのご来訪、心より御礼申し上げます。


大型舶用エンジン業界においては、従来の燃料油から『カーボンフリーな代替え燃料への転換』が大きな命題
です。コロナ禍に隠れてしまっていますが、水面下では大きな潮流となって動き始めていると認識しています。
当社においても、カーボンニュートラル社会に対応するための”事業の転換が迫られている状況”です。

代替燃料の転換シナリオ(MAN Energy Solutions社予測)では、燃料油は2029年をピークとし大きく減少見込み、
LNGが2030年代中頃までは増加傾向、LPGやエタンなどの需要も見込まれるが限定的、
2025年以降にはメタノール、2030年以降にはアンモニアが末広がりに増加、大きなウエートを持っていく、
と予測されています。技術的課題、開発要素も相まって、新型エンジンの開発競争となっています。


当社のコアコンピタンスは、ラッピング(鏡面仕上げ)を含む精密仕上げ技術です。
(※精密仕上げ技術をより活かすべく、近年その前工程である機械加工工程へ積極的に設備投資を
進めた結果、近年は機械加工だけの引き合いも増えてきております)

次世代エンジン、代替燃料への転換に、当社独自ノウハウである、ラッピングを始めとする精密仕上げ技術が
応用・展開出来るのではないか、将来の事業展開にアドバンテージと成り得るのではないかと期待しています。

『挑戦的な仕事は人を育てる』・・・
次代へとチャレンジすることで、当社社員および当社の成長を目指します。

今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!




教育訓練として、測定・図面読解の実技テストを行いました!




8月20日(土)、社外取引先様からのお問合せが少ない土曜日の出勤日を利用しまして、
教育訓練として、測定・図面読解の実技テストを行いました。

製造にかかわる当社員として、『図面読解』『測定』という必須の基礎知識・技能を身に付ける
そのきっかけ作りとして、四半期毎に行っている教育訓練ですが、場数を踏むだけ向上しています。

あくまで”基礎的な技能”という括りで考えますと、習熟のペースに早い遅いはあるものの、
相応の経験を積むことで、誰でも身に付けることが出来る力なのではないかと考えています。

逆に言えば、理屈は分かっても実際にやってみて出来るかどうか、
技能として身に付けるには、誰がやっても相応に時間が掛かるということです。
持って生まれた才能が必要な訳ではなく、努力量でカバーできること、非常にフェアなことだと考えます。

テストでは、技能の有無だけでなく、普段の仕事の進め方も凝縮されて発現します。
問題文の見落としで回答記載内容を誤る者、寸法線の引き出し位置を勘違いしてしまう者、
ミス・不具合なく図面通りの良品を作るうえでは、細部まで抜けなく作業を進める必要があります。

ミスをしない人間はいませんが、良い習慣を身に付けることで、ミス確率を抑えたいものです!