テックマイスターご指導、2024年度全20回満了!引き続き2025年度もやります!

2025年2月21日(金)開催時風景


隔週で平日午後の約半日、合計20回に渡って開催しておりました、テックマイスター須浪様の指導会、
2025年2月21日で20回開催・満了となりました。
※香川県職業能力開発協会「若年技能者人材育成支援等事業」(厚生労働省委託)
ものづくりマイスター実技指導に係る講師派遣制度を活用させて頂いて

当社は元々”仕上げ屋”です。
コアコンピタンスである精密仕上げ技術を、もっと高次元に、もっと効率よく、と考えて約10年程前から
積極的にその仕上げの前工程である機械加工工程、精密測定機器への設備投資を続けてきました。
揃ってきた工作機械や測定環境は、質・量とも、社員60名の中小企業レベルではない、と自負しております。
が、設備台数が増すにつれ、機械保全や、作業者個々のスタイルに依存した状況を標準化していく必要性、
従来にはなかった別の課題に直面することとなりました。

テックマイスター・須浪壽様にご指導・アドバイス頂き、技術課題の突破、標準化を進める上での考え方、
受講者個人の力量UPもさることながら、当社の生産技術としても1段レベルUP出来たと考えています。
"どうせ教わるなら第一人者や出来るだけ詳しい人に教わる方が成長できる”、そう感じます。

2024年度の取組みとしては一区切りですが、追求や成長に終わりは有りません。
2025年度以降も継続して取り組んでいきたく考えております。

大型舶用エンジン部品や建設機械クレーン向け油圧機器を扱う当社は、社会インフラ系ものづくり企業です。
難しい案件、重要部位を担わせて頂いていながら、当社製品の誤作・不具合・納期遅れ等々で
お客様にご迷惑をお掛けすることも多々あります。忸怩たる想いを持っています。

発展途上ながら、問題・課題に向き合い、真摯にものづくりを追求する姿勢だけは持ち続けております。
トラブルがありましても反省し、再発防止・改善・向上に取り組んで参りますので、
引き続きご愛顧ご指導のほど、宜しくお願い致します。


本社A棟北面補修完了、MGWカンバンも更新!


昨年12月頭から始めていた本社A棟の建屋壁補修工事が完了しました。
一部追加工事を残していますが、壁補修と併せてカンバンも更新いたしました!

夕方~23時迄の間はライトアップ出来るようにしました。

当社名は株式会社森川ゲージ製作所、英語での表記は『Morikawa Gauge Works』になります。

森川ゲージさん、と呼んで頂くことが多いのですが、いわゆる”前㈱:社名の前に株式会社が付いている”で、
森川ゲージのうしろに、 ”製作所” が付いています。ちょっと長いです。

『Morikawa Gauge Works』の頭文字をとったMGWは当社のブランドマークとして商標登録もしています。

この機に、ぜひぜひご認知いただきたく、宜しくお願いします!


創業70周年!全てのご関係の皆様に感謝申し上げます

新年あけましておめでとうございます。

2025年1月1日、当社は創業70年を迎えることができました。
これまで当社を支えて頂きました全てのご関係の皆様に、改めまして感謝申し上げます。

当社は1955年1月1日、各種ゲージの製造を目的に森川逸三(もりかわ いつそう)が創業しました。
日本が戦後の復興へ向かう中、消失した様々なインフラを整えていく、大量にモノを生産していくには、
昔ながらの1つ1つの現場現物に合わせて微調整を行いながらのモノづくりではなく、
構成部品1つ1つの精度をあげ、調整代を少なく早く組立てていく必要がある。
それには、1つ1つの部品を正しく精緻に評価できる測定器も必要、ノギスやマイクロメータといった
現在では汎用的な測定器もまだまだ入手困難な時代の中、製作する上でのリソース、初期投資が
そう大きなものではないものの、部品精度に直結するゲージは付加価値高く、ゲージ製造が事業として
成立しやすいのでは?と踏んでの起業であったと聞いております。

とはいえ、田園に囲まれた三木町界隈で、ミクロンオーダーのゲージが必要とされる分野も限られており、
持っているスキルが活きるものであればお客様から持ち込まれた色んな要望に応えてきた歴史もあります。
市場要望にどうにかこうにか応える自負、それが当社理念の
『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』のバックボーンとなっています。
その名残として?、今現在においても営業部門を持っておりません。

そして1971年9月1日に株式会社森川ゲージ製作所として設立され、現在54期目となります。
52期、53期と過去最高売上を更新してきましたが、54期に入りましても、同等ペースで進んでいます。
むしろ、生産キャパ都合により、折角のお客様からのお引き合いに応え切れておりません。申し訳ありません。
思い描いた志はあり、長期目線で、当社の成長へ向けた当社なりのステップ,組織作りを進めています。

現在は時代の大きな転換点。多様性のなかでも、各々の社員、世間からみた当社、存在意義は認められてこそ。
当社理念『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』、言うは易し、愚直に追求して参ります。

引き続き、ご愛顧のほど、宜しくお願い致します!

株式会社森川ゲージ製作所
代表取締役 森川正英



 創業間もない頃 
写真中央が創業者・森川逸三。写真手前右端が2代目社長・森川英憲。


がんばれ、牧野フライス! ~当社冬季休業日のお知らせ~

株式会社森川ゲージ製作所 代表取締役 森川正英です。

2024年、ご関係の皆様、本年も大変お世話になりました。
当社のほう、12月29日(日)~年明け1月5日(日)まで冬期休暇とさせて頂きます。
2025年におきましても、引き続き、宜しくお願い致します。



仕事納めの企業も多い12月27日に飛び込んできたニュース『ニデック社、牧野フライス製作所にTOB』、
衝撃的でした。マキノファンを公言する私としましても、残念というか一言…『絶対イヤ』だなと。

牧野フライス製作所殿と当社のお付き合いは私の社長就任直前期からになります。

当社のコアコンピタンスである仕上げ技術を活かすためにも、その前工程である機械加工工程の
レベルを引き上げたい、その思いで始まった当社の設備投資ですが、その先駆けであったのは、
牧野フライス製作所製の横型マシニングセンタ:a61nx(2014年4月導入)、および、
太陽工機製の立型内外径複合研削盤:VM-55の導入(2014年8月導入)、その2台の導入からでした。
その2台の導入がハマり、以降の当社が扱う製品群は、より難易度の高いモノへと飛躍出来ました。
(※両機はその後も同型機を追加導入しておりますし、a61nxについては同型機4台をMMC2という
自動倉庫連結システムで繋ぐという風に、発展・変容しています)

工作機械業界の中でもハイエンド寄りの立ち位置にある両社、その社風や社風の源泉である
両社の方々と交流することで、当社の技術レベルは各段にあがりました。
共通項は、『ただ機械を売るだけでなく、それなりに高価な機械を売るからには、導入先に
うまく活用してもらって高付加価値製品を受注できるようにする、高いなりの価値を示す』

ということかと思います。

実際に製作工程を見学させて頂いても、競合他社同等品比で、実機の価格差以上に工数を掛けている、
手間暇かけており、高いけど安いように思っています。
(完成された工作機械の機械代としては高価だけれども、実機を作り上げる迄の工数を考えるとむしろ割安)


牧野フライス製作所殿から学ばせて頂いたこと、印象に残ったエピソードは多数。

例1:初めての工場見学にて
牧野フライス社厚木工場見学時…工場内各所で『ダメなんだ、こんなんじゃダメなんだ、まだまだなんだ』
初めて訪れた私に、(先方的に)不十分と思っている事をストレートに言ってしまう。元製造課長の方に
ご案内頂いたのですが、そんな工場案内は初めてで、笑い転げましたし、良いモノは良い,悪いモノは悪い、
と隠さない実直さ、(ダメだダメだと言ってるけど目標そのものが必要な規定・基準より遥かに高い)、
工数削減より、あくまで質の追求=高付加価値
忘れかけていた当社元来のマインドとも重なり、感銘を受けたことを覚えています。
ごまかさない実直さは信用を生むと信じています。当社の工場案内も、不具合品の朝市台を必ずお見せして
「うちは不具合出ます、100%良品を目指すけれども、人間のすることなので100%は有り得ない。
うちは不具合出します。でも再発防止に全力で努力することはお約束します」とお伝えするようにしています。

例2:導入機の立会い検査にて
設備導入の際には、購入機が粗方完成した段階で、仕様通りか、引き渡し前に現地立会い検査に伺います。
同席していた若手営業担当者が、当社購入機のなにかを見て血相を変えて先方製造の方に注意していました。
配電盤内の結線について、『この仕事は美しくない!』とおそらく先輩である先方製造の方に注意している姿、
仕様上それほど関係する訳ではないように思いましたが『美しい』仕事…、

誇り高く飽くなき質への追求、学ばせて頂きました。


年の瀬に様々に振り返り、感傷的になりますが、ガンバレ、牧野フライス殿!

当社の目指す"ホンモノづくり”に近い志向の、誇り高い職人集団、
上場企業の宿命とはいえ、マキノ機ユーザーとして、牧野フライス製作所殿の皆様が、
これまで通り、質の追求にこだわる誇り高き存在であり続けますことを心から応援しております!


令和6年12月28日
株式会社森川ゲージ製作所
代表取締役 森川正英


2024年冬季賞与支給式を行いました!



2024年12月27日(金)終業後、当社の2024年冬季賞与の支給式を行いました!

当社の足元の業績は堅調に推移しており、2024年、目標値若干+αにて、なんとか乗り切れそうです。
取引先様、特に鋼材仕入れ業者様から聞く2025年以降の当社類似業種動向は悲観的なものが多い印象ですが、
当社のほう、今のところ2025年初頭に向けても、堅調な推移を見込んでおります。
新事業/新領域へのチャレンジも見込んでいますし、将来を見据えた業務スタイル転向の模索も続けていきます。

業績のほう、もちろん当社の力に依るところではなく、まずはお客様からのご依頼(ご発注)あってのものです。
お客様、そして外注先様・仕入先様といったお取引様、心より感謝申し上げます。

賞与支給式では、会社より、賞与だけでなく贈答品も配られました。
今年の贈答品は、お米。おこめ~るのくりやさんから購入させていただきました。
石川県産『ミルキークイーン』2kg,福井県産『いちほまれ』2kgが全従業員に配られました。

以前にも贈答品としてお米が配られたことがあるのですが、その際は、ガソリンや電気代、
砂糖やお肉などの輸入系食品、円安傾向もあってあらゆるモノの値段が上がる中、お米の値段はあがらない、
むしろ下がっているいうことからの応援購入であったものが、現在は価格高騰してしまい、家計に優しい、
喜ばれる贈答品としてお米がチョイスされました。
銘柄選びは、もちろん、頑張れ石川県!からの石川県産ミルキークイーンです。

森川ゲージ製作所、発展途上なれど、改善・向上目指して引き続き努力して参ります。
ご関係の皆様、今後ともご指導ご愛顧のほど、宜しくお願い致します!