ダイヤモンド社『レガシー・カンパニー5』に当社記事が掲載されました!


 ダイヤモンド社から10月27日発刊されました書籍『レガシー・カンパニー5』に当社も取り上げて頂きました!

錚々たる企業様30社に混じり、当社についても6ページの記事が掲載されております。




 書籍『レガシー・カンパニー』シリーズの副題は、世代を超える永続企業 その「伝統と革新」のドラマ です。

『レガシー・カンパニー5』では、30社が取り上げられておりますが、創業65年の当社よりも遥かに長寿な企業様が多く、
14社が創業100年以上、うち4社が200年以上、最長は創業314年の大塚産業マテリアル株式会社様となっております。

長く続いてきている会社は当然ながら、バブル崩壊、リーマンショック、現在進行中のコロナ禍など、ほぼ10年周期で
起こる大きな不況の波も乗り越えてきております。
その過程において、ただただ伝統を守るだけでなく、幾度かの革新を成し遂げているものと思います。

当社に置きましても、社名では森川”ゲージ”製作所ですが、今現在ゲージの売上比は1%以下、
ものづくりに必須の測定、その測定の基本・基準となるゲージを作ることが出来る、という実力・プライドを持ち続けたい
という意味も込めながらも、実務的には、既にゲージ屋ではありません。
油圧機器の設計製造や船舶用ディーゼルエンジン機器の製造に主業を移しており、”森川バルブ”もしくは
”森川精密”と言ったほうが、実状に近くなっております。


時代の変化、市場の変化、お客様のニーズに対応し取り扱うモノは絶えずアップデートしていく。
しかし、核となる理念は全くブレていないもの、と自負しております。

発展途上中の当社ですので、この先に幾度も革新を繰り返す必要があります。
これまで当社をご支援・ご愛顧頂きましたご関係の皆様の尽力のうえに現在の当社があることを深く感謝し、
『変えるべきを変え、変えてはいけないことは変えない』 これからも肝に銘じて参りたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します!


当社内、基礎技能の実技テストを行いました!


11月3日、得意先様からのお問合せなどが少ない祝日の出勤日を利用し、『安全知識』、『作図』、『測定』
といった基礎技能・知識を振り返り、さらに高めるための実技テストを行いました。

テストと言いましても、何かの合否を決めるものではなく、通常業務の中だけでは判別できない、
各自の現時点の実力、課題を洗い出すもので、今後の復習が大切と認識しています。

実務では作図や測定作業は行わない総務課員も含め、正社員全員参加にて実施しました。


『測定』テストでは、課題ワークに対して、測定方法も含めて考える必要がありますが、
各自の個性もありますし、進め方、使う測定器、測定方法は複数あります。
「どの方法が、真の値を、より正確に、より早く測れるだろうか、ベターだろうか」

もっと良い方法があるのでは? を 合理的に追求する姿勢を持ち続けたいと思っています。
お気付きの点がありましたが、是非ご指導・ご指摘お願い致します!


松浦産業・松浦英樹様にアドレット納品頂きました。




感染症対策として、トイレのフタを閉めてから流すことで菌やウイルスの
飛散を防ぎ、糞口感染予防となるそうです。

尚且つ、抗菌・抗ウイルス機能のあるシートをフタの裏に貼っておくことで、
便器内に閉じ込めた菌やウイルスの繁殖を抑える、
コロナ禍の中、当社で出来る範囲の対策として取り組んできましたが、
導入から6ヶ月が過ぎ、このたび更新しました。

抗菌・抗ウイルスシート『アドレット/ADLET』の販売元である、
松浦産業・松浦英樹副社長がご来社、納品および各種アドバイスを頂きました。

フタをしないとどれだけウイルス類が飛散するか、の指導、アドレットに
どのくらい抗菌・抗ウイルス機能があるのかリトマス試験紙で実演
(PHは12~13の強アルカリ!)、短い時間の中で熱く、楽しくアドバイス頂きました。

依然としてコロナ禍の抜け口は見えておりません。
もちろん、アドレットだけではなく、手洗い・うがい、マスク常時着用、
その他、出来ることをしっかり実践する、それしかありません。

当社のご関係の皆様が、とにかく健康で過ごせますことを祈念しております。


当・森川ゲージ、ナノ加工始めます!

ご縁があり、大手電機メーカー様の川崎市にある工場から、超精密加工機(ナノ加工機)を譲り受けてきました。
当初予定では今年3月4月での当社搬入予定でしたが、ようやく実現することが出来ました。

非常に特殊な機械で、同型機は推定でも十数台、サイズ違いのシリーズ機も国内に50台程しかないのでは?
というくらい、特殊な機械になります。
恒温ブースほか各種付属機器もたくさんあり、ナノの領域で精度を確保、スペックを発揮するためには、
それだけ周辺環境も整える必要があると再確認できます。

当社のコアコンピタンスはラッピング(鏡面仕上げ)をはじめとする『精密仕上げ技術』
そのポテンシャルをもっと発揮・向上させるためにも、さらに上位の次元でのトライを行っていきます。
当社においてもコロナ禍の影響を受けておりますが、質的向上を目指した挑戦は止めません
前向きに取り組んで参ります。

今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します!


川崎市・某社より搬出前(7月・前ばらし時/搬出作業直前。ナノ加工機は恒温ブース内)


某社より搬出作業時(搬出作業前/機械搬出/恒温ブースばらし・搬出)


当社内搬入作業(機械・ブース搬入作業/ブース組立/機械立ち上げ)



当社設立50期、スタートしております!


当社は昭和30年1月1日の創業、昭和46年9月1日に株式会社として設立されています。

そして、今月9月1日より、区切りの設立50年目を迎えております。
これまで事業を継続してこられましたのも、ご関係の皆様のご支援あってのこと、深く感謝しております。


今回掲載しました写真は、創業まもない昭和30年6月頃のもの、当社の様子を写した写真の中で、
残存するもっとも古い写真です。

※写真・真ん中奥が、創業者の森川逸三(もりかわ・いつそう)、その右が創業者・妻ロクエ、
写真手前右端が先代社長の森川英憲(撮影時中学1年生)

祖業であるゲージ製造は、現在の売上の中では1%以下、精密仕上げ技術を応用し、主業は
舶用エンジン機器の製造油圧機器の設計・製造事業にシフトしています。

また足元では、精密仕上げ技術をさらに向上させるべく前加工の機械加工を強化してきた結果、
仕上げや組立を含まない、機械加工だけのご依頼も増え、業務ウエートも変化しつつあります。

創業第一号の仕事は釣り鐘の刻印(現品を当社第2工場事務所に展示しています)、あまり知られて
いませんが、創業からゲージ製造が軌道に乗るまでの期間には当社製チョッパー(粉砕機)や按摩器も
開発・販売しており、その後においても、食品加工機、人まねロボットなど、多種トライしてきました。



現状の姿だけにこだわらず、本業とは若干違えども、市場やお客様からの要望に出来る限り対応していく
トライし続ける姿こそが継承すべき当社本来の姿かと考えております。

当社理念『どなんかするを誇りに どなんかできるを喜びに』、創業期から続く当社らしさを忘れず
努力して参ります。森川ゲージ製作所、今後ともご愛顧のほど、宜しくお願い致します!